こんばんは、ユキです!
保育に欠ける子どもを保育する保育士。今では子どもの保育だけでなく、子どもを取り巻く親に対する支援も重要視されていますね。
保育園でママを思い出して泣いている子どもを見ていると…つい『こんなに泣いているのに…』と親だけを批判的に見てしまう私は未熟者です。(涙)
そんな時、読み返すことで初心に戻れる本をご紹介します。
古き良き日本はもうないよ
- おばあちゃんやおじいちゃんがいて子どもの相手をしてくれる
- 近所のおばちゃんが子どもたちにも目を向けてくれる
- 自分より先輩ママが相談に乗ってくれ、悩みを解決出来る
上であげたようなサザエさんやちびまるこちゃんを思い出させるような家族は今では希少価値の高い存在となりました。
- 旦那さんの帰りも遅く、いつも家に子どもと自分
- 少しでもうるさいと苦情を言われる、挨拶くらいの近所
- 相談相手が見つけられないでずっと一人で抱えている
このパターンが今増えていると言われていますね。核家族で子育てをするママたちは、日々孤独。子育ては孤育て。うまい例えをするなーと教えてもらった時はそう思ったものです。
これは以前私が書いたブログです。
私は保育園が”孤育ての最後の砦”だと思っています。
今の時代は”孤育て”と言われ、孤独に子どもを育てる家庭が増えています。
正直、昔のように大家族だったり、近所との関係が希薄化していなければそこまで子育て支援が必要だとも思いません。時代が大きく変わってそうはいかない。
相談する相手も頼れる相手もそばにいない時…行き詰まってしまった時、地域の保育園が心強い味方であればどんなに救われるでしょう?
園児であってもなくても困った時の駆け込み寺。それが今の保育園には求められているのではないでしょうか?
児童虐待も増えている現在、ママたちを孤育てから解放することがそういうものの解消にもつながるかもしれませんね!
"困った親"を作り出す保育士たち
- お休みの日にも子どもを預ける
- 遅刻する
- 無欠する
- 忘れ物ばっかする などなど
『またあそこのおうち…』とか『子どもの事考えてるの?』なんて思ってしまうことありませんか?
保育士は保育園で過ごす子どもたちを間近で見ているので、つい子どもの状態だけで判断しがちなような…。私もよくやっちゃうんですけどね。
捉え方一つで”困った親”は”援助が必要な親”に変わっていくのだと思います。どちらの捉え方が保育士と親子のためになるのか…一度考えてみてください。
ママがお休み、でも子どもは保育園は変なのか?
私が保護者だった頃…明らかに保育士から『お休みの日くらいは…』と思われている側だった。苦笑。
私の場合は…
- 保育園が好きな子どもたち、寂しいなんて思ってなかった
- 私には自分の時間が必要だった
保育士になって初めて『いつもニコニコしていても寂しがる時があるのか…』と気付いた自分がいました。お恥ずかしい話ですが。
自分の時間を過ごしてリフレッシュすると、心に余裕ができる。そういう日はいつもより子どもに優しくなれる私がいました。
親子が家に帰ってよい時間を過ごすためにも必要不可欠な時間。でも、いつもより30分でも早く迎えに来てもらえるように促せたら、子どもにとっても嬉しいでしょうね。
子どもが寂しいと思っているのに…と思うけど、著者大日向雅美さんの言葉に感銘を受けたのでご紹介します。
子どもにさみしい思いをさせない保育を心がけることが保育者としても専門性のはずですし、親と力をあわせて労働環境の改善に向けたメッセージを発することが、子どもと親の生活を間近にみる保育という現場ならではの子育て支援ではないかと思うのですが、そうした視点はまだ希薄なようです。
お休みの日のことで、悩んだ時はこの言を思い出して自分の保育を見直していきます!
まとめ
私たち保育士はつい内部(子ども)を見て現象面(泣いている)で判断してしまいがち。しっかりと子どもと共に歩んでいる親に寄り添っていけるよう努力していきたいですね。
新しい子育て支援の可能性を発見できる本↓
子どもを幸せにするためにはママが幸せになることが先!新しい子育て支援の可能性【保育園義務教育化】!
保護者支援に戸惑う方にぜひ読んでほしい!
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