こんばんは。ユキです。
保育系の本を探している時に気になった一冊。【保育園義務教育化】をタイトルだけで購入したのですが…中身もめっちゃユニーク。
新しい子育て支援の可能性がギュッと詰まった一冊。自分の保育の価値観を見直してみませんか?
作者の古市憲寿さんがめっちゃ親切。
本の読み方を丁寧に説明してくれています。ママも保育士も忙しいもんね。
- 忙しいお母さん
- 本当に忙しい人
- おじさん
- 教育問題に関心のある人
親切すぎます。どこを読んだらためになるのかわかってると手に取りやすいし、読み始めのハードルが下がるよね。
私はKindle版で購入したんだけど…書籍にはパラパラ漫画がついてるんだって!お得だよね!(でも、Kindle版のが少しお安いんだって。笑)
お母さんの人権が認められない国、日本
本の冒頭から目から鱗ですね。でも、『そうだよね』と納得してしまいました。
なぜか一人の女性が子どもを産んで 「お母さん 」になった途端に 、人間扱いされなくなってしまうのである 。それはもしかしたら 、この国の多くの人は 「お母さん 」が 「人間 」であることに未だ気づいていないせいかも知れない 。
保育士同士でも…
- ママなんだから…
- お休みの日くらい一緒に居てあげたらいいのに
- 早くお迎えに来れるといいのにね
って会話に上がってくる時あります。全くママ視点ではないですよね。
やはり保育士は子ども視点で考えてしまうので、子どもの寂しそうな姿を見ているとそう考えてしまうこともあるんですよね。決してママを責めてるわけではありませんよ!
ママがお仕事を頑張って何が悪い?
いいえ、何にも悪くありません。
むしろ親が頑張っている姿を見て子どもも頑張る姿勢を学ぶと思っています。
確かに寂しい思いもすると思います。ママのそばにいたくない子どもなんていないですよね。
でも、保育園だからこそ学べるものもあります。空白の間にお互いが成長すると思いませんか?
その成長が親子の幸せに相乗効果で働くととても素敵ですよね!
子どもを保育するだけは時代遅れ
ご存知の通り、保育園は"何らかの理由により保育に欠ける子どもを保育する場所"です。
でも、保育園って本当にそれだけの場所ですか?その概念って変化しつつあるんじゃないですか?
プロはいかに負担を取り除くか?が勝負!
保育士の中には『こうしてね!』『こうじゃないと!』と子どもに良かれと思ってママにたくさん提案してしまう方もいます。
でも、ちょっと待って!保育士の責務である"子育て支援"はママの負担を増やすもの?
違うよね。ママの負担を軽くする為のもの。たまーに『いき過ぎた子育て支援が親をダメにする』なんて聞くことがあるんですけど。いき過ぎないように調整するのも保育士の腕の見せ所だよね!
増やすだけなら素人でもできる。私たちはプロだからね!
あなたの子育て支援はママの重荷になってませんか?
孤育ての最後の砦
私は保育園が"孤育ての最後の砦"だと思っています。
今の時代は"孤育て"と言われ、孤独に子どもを育てる家庭が増えています。
正直、昔のように大家族だったり、近所との関係が希薄化していなければそこまで子育て支援が必要だとも思いません。時代が大きく変わってそうはいかない。
相談する相手も頼れる相手もそばにいない時…行き詰まってしまった時、地域の保育園が心強い味方であればどんなに救われるでしょう?
園児であってもなくても困った時の駆け込み寺。それが今の保育園には求められているのではないでしょうか?
まとめ
保育園の義務教育化。新しい子育て支援の可能性が秘められてますね!実現したら素敵だと思います。
もちろんメリットもデメリットもあるので、それは検討が必要ですけどね。この内容はとても興味深いので、また書いていけたらなーと思います。
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