ベテラン保育士 潰したい
という検索ワードでブログに訪問していただきました。なんとも物騒な言葉ですが…。
「それほどまでに追い詰められている人が?」と心配になり、ベテラン保育士からの接し方で悩んでいる方に向けてお話します。
先輩に辞めてほしいと思う時は?
- 罵倒、悪口などの嫌がらせを受けている
- 相性の合わない先輩がいる
- 自分だけ邪険に扱われる
- 保育を見ていると向いていないと思う
- 経験年数に合わない仕事を無茶振りさせる
- 仕事量が他の人と違う
あげるとキリがない。ベテラン保育士からの扱いに悩んでいる人はたくさんいます。
信頼している先輩から「バカ」「あなたは考えられない子だから」と言われていました。他の人にも「こんなこともできないなら、やめたら?」と言われ涙したことも。
私の経験したことです。
信頼した先輩から言われ単純なので「先輩についていきます!」と考えていました。さすがに話しも聞いてもらえずに「できないなら辞めな」と一方的な相手には涙しましたが。
信頼していない先輩から、いきない言われたらどんなに苦痛だろうと近年思うようになりました。違う理由でそこは退職しましたが、自分への戒めとして今でも思い出して苛立つ時があります。
今回は「自分が辞める」ではなく、「ベテラン保育士 潰したい」とのこと。「なんで自分が辞めないといけないのか!?あいつが辞めればいい!」と考えているのでしょうか。
ですが、不満を園長や主任に相談した結果…相手は変わるのでしょうか?
先輩保育士からの接し方は変えてもらえるのか?
残念なことですが、余程のことがない限りその接し方は繰り返されます。
- 自分の接し方がまずいことに気づいていない
- 注意は受けたけど、認められない
- 自分に余裕がなくなってくると癖としてでてくる
中には「いけなかったな…」と心に留めて意識してくれる人もいるかもしれません。しかし、人への接し方は長年培ってきた癖ですし、自分に余裕がなくなるとポっと出てくる人も。
例えば…こんなことに身に覚えはありませんか?
机や椅子に立ってしまう子ども。言葉がけしてもちょっとした隙に机の上に。
いつもは肯定的に言葉がけするように気をつけている。けれど…今日はなんだか体がだるい(メンタル的にしんどい)時につい「ダメ!!」「降りなさい」など大きな声で否定語や命令語を使用している自分に保育後に気づいた。
また、罵倒や悪口、陰湿な対応は相手に恐怖を植え付けます。恐怖は、相手を効率的に支配するには手っ取り早い方法ですよね。素でやっている人もいるので、本人は気づいていないことが多いです。
そういうスタイルで相手を支配してきた人は悪い習慣として身についています。恐怖は持続性がないので、より強く支配するために悪化していきます。
相手の心身の状態などおかまいなし。あなたが潰れるまで攻撃は続きます。
自分が我慢することで何か変わるのか?
そもそも、あなたがベテラン保育士が変わるように時間を割くことにメリットはあるのでしょうか?
仮に、潰すことができたとしても、同じことの繰り返しになる可能性大。今度は自分が辞めさせられる側になるかもしれませんよ。
「私が先輩になったらいじめなんかしない」「将来、私が変えてやる」と志高く考えている方もいると思います。先輩になるまでに3〜5年。発言権がでるまでに5〜10年はかかりますよね。
ベテラン保育士を長年見てきたつけは自分も同じことを気付かずに後輩にしているという結果を招きかねません。いやでも一緒にいると似てくるものですよ。
10年近く耐えてきたことによって、環境に慣れてしまい違和感を感じなくなっていたり、疲弊して惰性で続けているということも…。
我慢した結果がバットエンド。そんな結末を迎えるくらいなら、その園を辞めるのも一つの手です。
新人保育士は3年も我慢するの?
石の上にも三年
という諺から、日本では「3年間は続けましょう。」という考え方があります。
新しく始めたことは、3年ほど経験しないと自分なりに行動するのは難しいんですよね。また、今やっていることに向いているか?という点から見ても時間はそれくらいは必要になるでしょう。
”一年で辞めたら、やめ癖がつく”
私にも言われた経験があります。確かに辞め方によってはやめ癖がつく人もいます。
私自身は「あの時辞めなくてよかった」思います。ですが、3年続けることで心身ともに病むようなの状況であれば話は別。
- 休日に何もやる気がおきない
- 塞ぎがちで何を考えるにも悲観的
- 出勤前には身体の不調がおきる
- すでに医者にかかっている
いつもの自分とは違う状態が2週間以上も続くのであれば家族、友人、医者に相談しましょう。
心身を壊してまで3年も続ける必要はどこにもありません。
まとめ
本来であれば、ベテラン保育士はよいお手本。園のムードメーカーであるべき存在ですよね。
後輩育成に積極的などころか、後輩を追い詰めるのはおかしいこと。歪んだ人間関係を放置している園側もいかがなものと思います。
園の人間関係は、保育に直結します。職員がギスギスしていれば子どもも落ち着かず、情緒不安定になるでしょう。
「子どもの成長に貢献したい」「未来を担う世代のために何かしたい」「子どもが好き!」という気持ちで保育士になったのに一部の人間関係で能力が発揮できないのは残念なことだと思います。
あなたはもっと良い保育ができるはずですよ。あなたのやるべき保育に集中しましょう。