4月から働く園も決まって一安心。
就職が決まってから何度か園に行ってボランティアやアルバイトをする学生さんもいるのではないでしょうか?雰囲気もつかめたし、4月から働けるのが待ち遠しいですね。
しかし、入職が近づくと段々不安に…。
「持ち物教えてもらったけど、本当にこれだけで大丈夫?」
「持ち物はどんなものがいいの?」
園で教えてもらえる持ち物は最低限。
実際現場に入って「これもいるし、あれもあると便利だ!」と慌てることがあります。
今回は、実際あると便利なもの、持ち物選びのポイントなどをまとめてみました。
保育士の紫外線対策は必須
「日焼けは絶対に避けられないけど、ダメージは最小限にしたい」
誰もがそう願うでしょう。若いころは日焼けのダメージも目立ちません。
仕事にも慣れ、中堅層の25歳前後で紫外線を浴びた結果が肌に必ず現れます。
だから、入職したての今から対策は万全に!
入職前の3月から夏へと紫外線はピークを迎るので、入職してから準備していては手遅れです。
帽子、UVカット手袋
熱中症対策としても帽子は必須です。
つばの大きいものが日焼け対策としてはおすすめ。デメリットはつばが遊具などに当たってしまいます。
首も日焼けしないようにたれがつきがベスト。取り外し可能なものも売っているので、用途によって使い分けることができます。
UVカット手袋も紫外線対策として有効です。5月頃には半袖で活動することも多くなります。
戸外に出る際は着用することで腕と手への日焼けが防止できます。
スプレータイプの日焼け止め、UVカットのリップ
朝、きちんと日焼け止めを塗っていても、時間と共に効果は薄れます。
保育の時間で塗り直しことは難しいので、スプレータイプの日焼け止めを戸外遊びなどの前にひとふきするだけでよいので使い勝手がいいですよ。
リップもUVカットにしましょう。紫外線で日焼けした唇は血色が悪くみえます。
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保育士必需品 文房具の選び方
「文房具なんて使えればなんでもいいでしょ」と思いますよね。
本当にそうですか?
長年使っていくものだから、安いものより自分が使いやすい長持ちするものを。
文具の使いやすさで仕事のはかどり具合が変わってきます。
筆記用具
私の筆箱に入っているものをご紹介します。
- シャーペン2本
- 消しゴム
- 蛍光ペン
- 修正テープ(液)
- 5色ボールペン
- 3色ボールペン(黒2・赤)
- ボールペンインク予備
黒、赤の2色は必須です。黒インクの消費が尋常ではありません。替えは2本ストックしています。
修正テープ(液)もよく使用します。まれに失敗した字を黒で塗りつぶす保育士がいますがNGです。
相手がその状態のものを読んでどんな印象を抱くか考えてみましょう。連絡帳などは一生残ります。
蛍光ペンは研修などでが使用することがあります。
定規
定規は、30cm図れる折り畳みタイプが重宝します。筆箱の中に収納できますし。画用紙などを採寸するときに便利ですよ。
デメリットは、接続部分が折れやすいことですね。
はさみ、カッター
はさみ、カッターと言えば黒刃が断然おすすめです。
切れ味がよく、折れにくい。私が同じ時期に購入した2本のはさみですが、白刃は随分前に切れ味が悪くなり、お蔵入り。黒刃の方は今でも私の相棒を勤めております。
のり
のりはスティックと水のりを使い分けて使用できるように両方用意しています。
スティックのりははがれやすいですが、紙の綺麗な状態を維持できる。水のりははがれないが、あとが残りやすく紙がぶよっとするため書類には不向きです。
水のりは詰め替え用も売っているので、お得ですよ。
ホッチキス
ホッチキスも100均のような安価なものではなく、紙を何枚か重ねても針がしっかり通るものがいいです。
折り紙や画用紙を束ねてきる際に使用したり、書類を束でとめる時に100均のものでは役不足です。
メモ帳
ちょっとした伝言を残したい時、保護者にお願いごとがある時に可愛いメモ帳があると便利です。 (口頭で伝えられない場合)
保護者対応に裏紙は使用できませんしね。
ポストイットも便利大型版を持っていると様々な場面で活躍してくれます。
ふえ、ネックストラップ
緊急時や子どもに対する号令時に使う笛。園で指定がなければ、自分で用意します。
私としては、銀色のステンレスのふえをイメージしていたのですが…百均ではプラスチックしか購入できませんでした。
ネックストラップに笛をつけ、首からぶらさげる形にして毎日つけています。
印鑑は認印、訂正印、シャチハタを用意する
印鑑は、保育園に出す雇用の書類や月案などの作成時などに使用します。「ここに印鑑欲しいのだけど」と突然言われることが多いので、一本持っていると便利です。
書類の中にはシャチハタNGで、認印が必要になる時があります。書類の訂正に訂正印は欠かせません。私は、常に1本ずつ園用で保管しています。(通帳などの大事な印鑑は指示がなければ使わないようにしましょう)
可愛い印鑑や印鑑ケースも最近では販売しているので、書類に印鑑を押すのもちょっとした楽しみになりそうですよね。
着替えを常に園に置いておきましょう
一番ないと困る者は“着替え”です。
他の保育士から借りることが難しいし、汚れてまま保護者の前に出るわけにはいきません。
私の失敗談を紹介しますね。
一年目の時、プールが終わった秋ごろに0歳児の子をおんぶしていました。
「なんか背中が生暖かい…」と感じた時には背中で嘔吐。
家に帰るわけにもいかず、着替えをもっていなかったためになんとも言えない香りに包まれて半日以上保育しました。
着替えに関しては一式を袋に入れて園に予備で置いておきましょう。
もし、園のロッカーなどで保管できない場合は車の中などで保管しておいてもいいですね。
タオル、ティッシュ
手を洗うことが多いので、ハンカチよりタオルが使い勝手がいいです。
1枚は自分のポケット、もう1枚は予備で置いておくとハンカチを忘れた子どもにも対応できます。(衛生上使いまわしは好ましくないです)
5月にもなると汗をふくことも多くなるので、手拭きとわけておくといいですよ。意外と手を拭いたタオルはベタベタです。
ティッシュはもっていた方がよいと思います。
使うのは自分用もしくは戸外などでのアクシデント用と考えましょう。
特に未満児では年中鼻水を拭いてまわるので、1日に2.3個消費したことも…。最初は自分のポケットに入っているのですぐに使えるからと使っていましたが、きりがないです。
ポケットにティッシュを入れているとビニールから出たり、くしゃくしゃになりやすいのでティッシュカバーに入れて持ち歩くといいですよ。
保育士おすすめのエプロン
園によっては指定のエプロンを着用するところもありますが、指定のないところでは自分で準備します。
エプロンは最低でも3枚は用意しておきましょう。できれば4枚がベスト。
洗い替えだけでなく、園に予備として置いておく分も必要になります。給食用のエプロンを別に準備する園も。
寒い季節などはスモックなどを着用することもできます。
エプロンのポケットは1つではなく、二つがおすすめ。
メモ帳やタオルなどを入れると意外とポケットはいっぱいに。膨れ上がってしまい保護者から見ても不格好に見えます。
また、ボタンの位置は後ろより横がいいですね。
後ろにボタンがあり、背中が見えるタイプのものだと中の状態が丸見え。かがんだ時に下着や肌が見えてしまうこともあります。「エプロン着ているから大丈夫」と思っていると意外に見えています。
市販でもキャラクターものが売っていますが、Amazonでは種類が豊富です。
腕時計
保育室にいるときには使いませんが、戸外遊びや園外散歩に出かける際には腕時計を付けていると便利です。
園によってはNGな場合もあるので、ぶらさげるタイプのものを持っている人もいます。
まとめ
持ち物については園によって、キャラクター不可などの条件がある場合があるので、分からない場合は事前に質問しておきましょう。
また、ボランティアやアルバイトの時に現場の先生に聞いておくと購入の参考になります。
衣服も園によって差がでます。
しかし、共通しているのは“誰から見ても好印象であること”です。Tシャツ1つとってもいつ誰に見られてもよい状態にしときたいですね。
私が一年目に先輩から言われたのは「急に会議に出席することになって、エプロンをとっても大丈夫な服装がいいよ」でした。今でも鮮明に覚えています。
早めに準備していって、よい保育士ライフをスタートしくださいね。