こんにちは、ユキです。
保育士が足りなーい。と悲鳴があがる状態が続く中…保育の世界ってなかなかテコ入れされないと思うのは私だけですかね?
企業で働いた経験のある私からすると『長年保育士をやってきている人って子どもや保護者支援もベテランだから、後輩保育士の育成もうまいはず!』だと思ってたんです。なのになかなか育たないから、不思議です。
保育士が辞める理由は給料が低いからなのか?
- 給料が低い
- サービス残業が多い
- 保護者対応に疲れた
- 保育士同士の人間関係
辞める理由って様々ですよねー。でも、本当に辞める引き金はなんでしょう?
給料が低いことも、サー残が多いことも、保護者対応が大変なことも全部承知の上で保育士を選んでいるはず。なのになぜ…それらのことで辞めるんでしょう?人間関係が大変なのは何も保育士だけではないですから。
ベテラン保育士のみなさん、後輩潰ししてないですか?
どこの集団でもそうだと思うんですが…上司に部下を叱咤激励する技量があないところは人材が流出します。『最近の若い子はすぐに辞める』ってぼやくのはいいけど…その人にあわせた人材育成してますか?
子どもも大人も基本は一緒。子どもを保育するように後輩を指導できたら…今よりは辞める人減ると思うんですよ。
- 自分から挨拶してますか?
- 自分から話しかけてますか?
- 目標は設定してますか?
- 質問しやすい環境は作ってますか?
- 褒めてますか?認めてますか?
『若い子が辞める…』ってぼやく前に是非自分の指導を見直して欲しいと思います。乳幼児の人生の基礎を長年作ってきたベテラン保育士の本気の後輩指導…ぜひ見せてください!!
『私たちだってこうさはてきたんだから!』はもう今の若い子たちには通じません。育った時代が違いますからね。彼らは自分たちに選択の自由があることを知っていますよ。
サービス残業は強制でなく、空気である
サービス残業=職場の空気
この一言に尽きます。だから、空気に敏感な真面目ちゃんほど餌食になって潰れてしまうと傾向ありませんか?例え先輩が何も言葉を発しなくても、無言の圧力はあるのです。
サービス残業=園の伝統。『長い時間残ってなんぼ』『長時間園にいることが美徳』と考える頭のかたーい化石のような人がいるからでしょうね。(『保育士のサービス残業って過酷だ!』と取り上げられるけど…サービス残業がえぐい企業なんてざらにある。何も保育士に限ったことではないんですよねー。)
サー残のある園ばかりなのか?
それは違いますね。
ユキが勤めている園はサー残はほぼ0。
ちなみにうちは『やることないなら早く帰れ』と園のトップがわざわざ保育室に言いにきます。苦笑
要は…園のトップがどんな考え方をしているか!これ大事。
園のトップが『私より、早く帰るなんてけしからん!』という考え方であれば個人がどんなに頑張ってもどうにもならない場合もありますよね。ちなみに…『私より早く帰るなんて…』と本当に言う園長いるからね!シーラカンスみたいな人…。苦笑
ちなみに私は、上司より先に帰ることに躊躇するタイプ。なので、自分が帰りたいがために全力で上司に帰宅を進めます。笑
余談ですが、私のサー残の定義は…
自分が残りたくもない時に帰れなくてダラダラ時間を消耗すること
上司の顔色伺って帰れないことほど、もったいない時間の使い方はない。みなさんのサー残の定義はなんですか?
『私も帰るから、あなたも早く帰るわよ』と言える先輩になりましょう。早く帰る率先垂範はまずは己からです。
まとめ
保育士って子どもを前にすると素晴らしい人が多いのに…なぜか相手が大人に変わるとおかしくなるんですよね。相手は何も知らない若い子だとしても。
子どもと同じように後輩も導けたら、やめないと思うんです。もったいないよねー。もったいないおばけが全国の保育園で大量発生しているよ。笑
もちろん子どもにだって『ダメなものはダメ』というので、後輩にも言えばいいんだけどさ。飴と鞭は使いようですよね!