- 問題に直面した時、どうやって解決するのか?
- また、問題を未然に防ぐにはどうしたらいいのか?
園全体で問題に立ち向かうこともあれば、自分一人で考えて行動しないといけないこともありますよね。
そんな時、どうやって問題を解決していくのか?普段私が実践している方法を紹介します。
問題を解決するための4つのポイント!
私が問題を発見したり、問題を解決するために行っている4つのポイント。
- 観察する、考える
- 優先順位をつける
- 決定する
- 伝える、実行する
問題を発見、解決するために1から順番にやっていくと短い時間で解決のヒントや解決まで持っていくことができます。
その1:観察する、考える
保育園や保育室、子どもたちを観察し、考えます。
- 問題はないか?
- 問題を発生しているところはどこか? など
観察の視点や考えるための引き出しを少しでも多くする必要があります。
引き出しを増やすには園長や主任、先輩に聞くということができます。
もちろん、経験で培われるものもあります。日頃から読書などで知識を増やす方法もあるのでぜひ試してみてください。
その2:優先順位をつける
問題はただ片付ければいいというわけではありません。
できる限り早く、正しい順位で問題を解決していくこで子どもや保育者にかかる負担を最低限にすることができます。
その3:決定する
問題を見つけ、優先順位をつけたら次にすることは決定です。
- いつ?
- 誰が?
- どこで?
- 何を?
- どうやって?
いつでも誰でも問題解決に動けるわけではないので、きちんと決める必要があります。
その4:伝える、実行する
決定したら、次に周囲に伝える、自分もしくは誰かが実行するです。
もし、誰かに任せた時は完了報告を受け、自分の目で確認しましょう。
完了を確認できたら、任せた相手に感謝の言葉と感想を付け加えられるといいですね!
優先順位の付け方は?4つの視点から考えよう
私が優先順位をつけるときは4つの視点から観察、考えます。
- 子どもや保育士の安全に影響すること
- 保育の妨げになること
- 子どもが過ごす環境の快適さに支障が出ること
- 保育室や保育園の清潔さ
問題解決をする時についやりやすいもの時間がかからないことから着手してしまいます。でも、本当にそうでいいのでしょうか?
私は、子どもや自分の保育の質に一番影響を及ぼすものから問題を解決するようにしています。
問題の背景に潜むものは何か?
問題の背景に潜むものによって対応を変える必要があります。
- 一度だけなのか?
- 何度も同じ光景が見られるのか?
これは子どもに対しても同じことで、トラブルが起こった時も考えてみる必要があります。
保育者は報連相が大切
保育士をしていていつも意識していることは【報連相】。報告、連絡、相談です。
問題を解決した後に、もしくは自分一人で解決できないような時…必ず報連相するようにしています。
どんな些細なことでも報連相する。それは自分を守るための手段でもあります。
もしかしたら、あなたの保育室で起こっている問題は園全体の問題かもしれない。
他の保育者の助けになるかもしれない。そのためにも必ず報連相しましょうね!
定期的に点検する
自分が決めた頻度で定期的に点検するようにしましょう。
例えば、戸外遊びに出た時、全体の様子を把握するのは5分に1回とか。
子どものことだけでなく、保育室や玩具、本棚などの位置。ひょっとしたら、壁面も確認する必要があるかもしれません。
年齢の小さなクラスでは誤飲につながるかもしれないし、画鋲を使っていたら、子どもや保育者が踏むかもしれません。
いつも自分が確認した時と同じ状態であるかを確認しましょう。問題を未然に防ぐためのちょっとしたコツです。
まとめ
問題が起こらないことに越したことはないのですが、そうはいかないこともありますよね。
できるだけ迅速に正確に解決することが子どもや自分のためになるので、後回しにしたり、「誰かやってくれるでしょう。」と見て見ぬ振りをしたりするのだけは避けたいですね。
さくっと問題を解決して、気分良く保育に当たれるようにしていきたいです。