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保育士から異業種への転職

35歳の男性保育士が保育園から障害児介護へ転職した体験談

転職者のプロフィール

年齢:35歳
学歴:大卒
受けた際の住所:大阪市
転職前の保育園:私立保育園
転職後の保育園:民間の障害児介護
転職先の雇用形態:正社員から正社員
年収:230万円→300万円
使った媒体:アイデムで地元の求人に応募

保育士になった理由

もともと子供のことが好きだったので、その事を仕事にできればと思い、保育士になりました。あまり自分の性格は民間の企業のように営利を求められるところにはあまり向いていないと以前から感じていました。

何らかの形で教育などに関わる仕事ができればと、漠然と考えていて、その事が大学進学の進路選択の時期に保育士という目標になっていきました。幼い子供たちには未来がありますから、仕事としてやりがいがあることだろうと思いました。

転職をしようと思ったきっかけ

子供のことは好きだったものの、仕事量のわりに、低賃金なことは将来も続くことなのでかなり不安に感じていました

また園の中には障害を持っている子供も数人いたのですが、その子たちの今後の人生のことについて両親も交えて話す機会が幾度かあったので、障害児のサポートについて次第に関心を持つようになってきました。幸い、障害児の受け皿となる施設の数も増えてきていたので、その分野に、保育し資格を携えて転職することを考えるようになりました。

転職で苦労したこと

これまで保育士の仕事をとりあえずは正社員の雇用形態でできていたので、あえて転職するかどうかということで家族と相談して意見が分かれてしまいました。

仕事量のわりに低賃金だということは理解してもらえても、あえて転職するほどのことがあるのか、また転職をしようとして失敗したらどうするのかという、後ろ向きな議論が続き、なかなか前に踏み込むことが難しい時期がありました。

その時期も仕事をしていたので、気持ちをコントロールするのはかなり大変でした。

履歴書や面接での志望動機や自己PRを教えてください

保育士資格を有していること、そして保育の仕事に携わっていたことは、かなり積極的なPRになりました。まさに即戦力として認識していただくことができて、保育士時代よりも高い待遇の条件が提示されました。

また数人ですが障害児に関わった経験をさらに特化させたいという気持ちもよく理解していただくことができました。保育の現場と障害児介護では異なることも多いですが、これまでの経験がかなり役立つことは採用者も認めてくれていました。

転職して良かったこと

なかなか社会問題として大きく取り上げられることは少ないのですが、障害を持った幼い子供たちが想像以上に多いことがよくわかりました。

またその事で悩んでいたり、毎日の暮らしが大変な家庭も数多くあることが実感できています。自分の力でできることはごくわずかで、小さな支えにしかなれないことはよくわかっています。それでも本当に手助けがいる場所に自分が近づけていることには仕事としての充実感を感じることができています。

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