職場でのいじめが原因で転職した保育士の体験談

上司のいじめが原因で保育園を転職した方の体験談を紹介します。

子どもを育てていく職場での”いじめ”。悪い文化を持っている園では残念ながら起きてしまうものです。

現在、職場環境で悩んでいる方で、年度途中で退職、転職を考えている方はぜひ読んでみてください。

転職者のプロフィール

年齢：２３歳
学歴：大学卒
受けた際の住所：東京都
転職前の保育園：私立
転職後の保育園：公立
転職先の雇用形態：パート
年収：２００万円程度
使った媒体：自己開拓

とにかく子どもが好きでした。保育士という仕事は子どもたちの「初めての経験」にたくさん出会うことができる職業だからです。

子どもの成長はとても速く、あっという間に大きくなってしまう限られた時間の中で「初めて」の経験をするときにその場に一緒にいて見守ってあげることができるので子どもたちのたくさんの元気をもらうことができます。

大変だということは分かっていたけど子どもが好きという気持ちはずっと変わらなかったので保育士を目指しました。

きっかけは職場の人間関係でした。

目上の方からの集団的ないじめのようなものを受けました。私一人だけではなく３人に対して暴言を吐かれたり、無視をされたりということが起こって、その方に反抗した人は同じように精神的ないじめを受けていました。

私は婚約も決まり辞めるという話も出ていましたので、思い切ってその方に直接言いたいことを全部言って退職願を出しました。他のいじめられていた子も私を見て同じように退職願を出した時、もう耐えることができないとその日付で退職をしました。

大学で専門的に保育について学んでいました。あまり案件に合った仕事はなかったのでまた同じように保育士で働くことを決めていました。

中途半端な時期ということもあって来年度からという園が多かったというのが現実で、すぐに雇ってもらえる園がなく大変でした。

その中でパートだったらということで働くこととはできるようになったのですが、正社員として中途半端な時期から働かせてもらうということが難しかったのだと思います。

確かに中途半端な時期から入ってしまうと子どもたちがざわついてします。私としてもその気持ちはとても理解できましたが、その時は仕事がないという現実を早く抜け出したい一心でした。次の場所を探すのには苦労しました。

ハローワークなどにはいかず自己開拓をしていたので「どのような園か」ということを全部自分で検索していたからか時間もかかってしまいました。

私は子どもが大好きということを伝え、自分が保育所に通っていた時のエピソードなどを入れつつ保育士として働きたいという気持ちを話しました。

経歴について説明をするとともに今までに行ってきた職場体験や実習、ボランティアや部活動について説明して自分の気持ちのアピールと経験から得たものについて話しました。

他にもずっと習ってきたピアノについてやずっと続けてきた習い事についてなどを話し、最後までやり遂げることができるということや忍耐力の強さをアピールしました。

前の園で思い切って自分の気持ちをぶつけて辞めてよかったと思います。人として未熟な人と子どもを預かるのは不安がたくさんあります。いじめをするような人間と子どもを預かっていた自分が恥ずかしく思いました。

転職した園では子どものことはもちろん職員同士がしっかしコミュニケーションが取れる園だったので不安もなく出勤することができました。

以前働いた園では「どんな顔をしてどんな話をして乗り過ごそうか…」とばかり考えてましたが、今は思い切り子どもたちと楽しむこともできます。気持ち的にとてもすっきりしています。

自分がずっとしていきたい仕事だからこそ環境というのは大切だと思います。出勤することさえも辛くなってしまってからでは遅かったと思います。

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