保育士は保育中に座るときは正座が基本です。
実習の時に『なんで正座なんだろう?』と不思議に思っていたのですが、就職してから正座がいい理由を知りました。
正座をしていると他者から見たときに印象がいいですよね。でも、正座をする理由はそこだけではありません。
保育中に正座で座る理由と正座の豆知識をお伝えしたいと思います。
子どもの安全をまもるため
『どんな座り方でもいいのではないか?』と思うのですが、保育士が正座で座る理由は"子どもの安全"です。
子どもが足に引っかからないようにする
足を広げたり、胡座、横座りなどは子どもの移動している際に足を引っ掛け転んでしまう可能性があります。
正座であれば、身体の下にしっかり収まるので、子どもの移動の妨げにはなりません。
とっさに動けるようにする
- 子どもが転びそうになった
- 何かにぶつかりそうだ
など保育士は突然の出来事に対応する必要がありたす。子どもは怪我をすることもありますが、未然に防げるのであれば防ぎたいですよね。
そういった場合に瞬発的に動ける座り方が"正座"です。胡座や横座りなど動くまでに時間がかかるものはいざという時に対応が遅れてしまうかもしれません。
正座のメリット
子どもに関することだけではなく、保育士にも正座はメリットがあります。
保育士の職業病である腰痛対策にもなる
正座は脊柱の自然なS字カーブを保ちやすい座り方です。猫背などの姿勢が悪い、椎間板を圧迫することで腰痛に拍車をかけてしまいます。
自然なS字カーブを保つことが腰痛対策になります。正しい姿勢で座ることで筋肉も鍛えられますね。
また、良い姿勢を保つことで内臓への圧迫がなくなり機能を正常に保ってくれます。
座り方は正座、立て膝が腰に優しいようです。正座は膝に負担がかかるので、クッションや正座椅子などがあると便利です。
横坐り、あぐら、体育座り、女の子座りは脊柱のS字状カーブを崩してしまうので、腰に負担がかかります。
腰痛に関して気になる方はこちらも読んでみてください。
長く正座するにはどうすればいいのか?
私は正座をするとすぐに痺れてしまうので、正座が苦手でした。
正座のコツを掴むことで、正座をすることが若干苦にならなくなったので、ご紹介します。
正座は膝に負担がかかるので、痛みなどがある方は無理をしないようにして下さいね。
正座をすると痺れる理由は?
折りたたんだ足に身体の全体重がかかり、足が圧迫されるので血の巡りが悪くなることが原因です。
痺れない正座の仕方
- 背筋を伸ばして、重心は前よりに
- 足の甲、親指を重ね、そこにお尻を乗せるようにする
- 膝頭を少しあける
1〜3のポイント
- 重心を前にすることで、足の甲などにかかる負担を軽減します。顎は引いて、手の位置はやや前がよいです。
- 足の甲にある血管に大きな負担をかけずにすみます。ときたま左右に重心を移動するなどして片方だけに負担がかかるのは避けたいですね。
- 足をぴったりくっつけると痺れやすくなるので、少しあけます。男性は拳一個。女性は4cm程度です。
正座のデメリット
正座はメリットだけでなく、デメリットもなるります。
正座は膝に負担がかかるのか?
正座が膝に負担がかかる理由は、膝をぐーっと伸ばした上に体重がかかるから。
膝に痛みのある人は、正座は避けたほうが良いとされています。もし、お医者様から『正座はダメ』と言われているようなら…先に周囲に伝えとくほうがいいと思います。
正座は保育のときだけにして、普段はそれ以外で過ごすほうがいいかもしれませんね。
膝の痛みについて詳しくはこちらをご覧下さい
参考:腰痛い.COM(外部サイト)
膝の黒ずみの手入れの仕方
この黒ずみは保育士1年目でなっていました。
仕方ないとわかっていても黒ずみが出来ますよね。さらに角質が硬くなると埋没毛になります。
プライベートではスカートなども履くことを考えると…綺麗な足でいたいのが乙女心。
黒ずみはきちんとケアすると消えます。毎日のお手入れで美脚を手に入れましょう。
黒ずみの敵は…"圧迫・摩擦・刺激"
ケアと一緒に日常の癖を見直さなければまた黒ずみができてしまいます。
- 床に頻繁に膝をつく
- 足を組む
- ゴシゴシこする
- キツイズボンを履く
などの行為も黒ずみの原因になるんですよ。
週1回の角質落とし
古い角質を取り除くためにピーリングをしましょう。毎日は、肌に負担がかかって逆効果です。また、毎日の入浴でもゴシゴシ洗うのは摩擦が苦手な膝の肌に逆効果です。
ピーリング後は肌が敏感なので、しっかり保湿しましょう!
黒ずみのケアは日々の積み重ねが大切
保湿剤やワセリンを塗り続けることで消えていきます。
私は、湯上りに水分をしっかり補充して、上からクリームをぬっています。愛用はニベアです。
長い時間をかけて角質が固まってしまっているので、消えるまでには多少の時間がかかります。
足のむくみについて
黒ずみとは違いますが、正座は足を圧迫して血流が悪くなります。そうすると足は浮腫むことがあり、足が太くなったように見えることも?!
また浮腫の放置は足に老廃物を溜め込むことになってしまうので…セルライトの原因にも。痩せにくいことにもつながるので浮腫退治も黒ずみケアと一緒に行いましょう。
ニベアやキャリアオイルを使って、マッサージします。保湿にもなって足がツルツルになるので、一石二鳥。
足を高くして寝たり、寝る前にはストレッチや壁に足をつけるなどのヨガを取り入れると翌日の足の疲労具合が変わってきます。
私は、浮腫を感じた日はメディキュットを履いて寝ることが多いです。
まとめ
保育士が正座をする理由はきちんとあったんですね。
正座のメリット、デメリットが詳しく書かれているサイトがあり、勉強になりました。
腰には優しい正座ですが、膝には負担がかかります。どちらも大切な自分の身体。双方に極力負担がかからないよう過ごしていきたいですね。