こんにちは、ユキです!
保育業界に転職して感じることは”認めてもらう、褒められる回数減ってるな”と”◯◯なところはこうした方がいい”という行動に対する評価。評価が全てじゃないのはわかっているけど、不安になることも度々。『新人で入職して、右も左もわからない子にこんな状態は苦痛だろうな…』と思うことがあります。
できる先輩保育士は後輩にそんな思いはさせない!とそう信じている私。ポイントを押さえて伝えることで育成上手になりましょう!
相手に行動を改善してほしい時の4つのポイント
先日の記事で相手に行動を改善してほしい時は…"褒める"+"直す"で!というお話を書きました。
⑥指摘するときは…”褒める”+”直す”はセットで
- 相手の仕事が上出来で、その行動をこれからも続けてほしい時は褒める
- 改善してほしい時は、どのように行動していくか具体的に
- 伝える人の人格を否定するような評価はNG
- まったく評価しないのは有害
この4つのポイントを押さえていくと簡単に相手のやる気をそがずに伝えることができますよ!詳しく説明していくと長いので…また別の機会にお伝えしたいと思います。
今日はそれについてもう少し詳しくお話したいと思います!
なぜ伝えることが必要なのか
認められたり、褒められた時『あっ、この人のこと見てくれてるんだな』とか思った経験のある人は多いと思います。その人への評価が良い方向に傾いたことは?
よい行動を認められたり、褒められるという行為は相手の意欲を引き出し、よい保育につながっていきます。『見られている』という実感はよい緊張感を生み出し、不正の抑止にも効果的です。『この人はいいことも悪いことも見て自分を評価してくれる』ということがわかると尊敬の念が生まれます。
伝えなくてもわかってくれるというのは育成するという職務の怠慢でしかありません。
1.認める、褒める
褒め下手な人いっぱいいます。恥ずかしくてできないってやつ。子どもにはできるのに相手が変わった途端できないんですよね。(苦笑)はじめは私も恥ずかしくてできなかったんですけど、慣れました!
あなたは認められたり、褒められた時どんな気持ちになりますか?また褒められた人を見た時どんな表情をしていますか?どんな言葉が聞こえてくるんでしょうね?
- 不安が確信につながって自信に満ちた顔をしている
- 『嬉しいです』などの肯定的な言葉が聞こえる
- ドキドキして、新しいことに挑戦してみようとワクワクしている
認めたり、褒めるという行動は誰にでも有効です。子どもにも保護者にも、同僚や先輩にも!
いつ?
いつでも、どこでもOK!できれば毎日、その行動の直後に伝えられるとベストだよね。
どのように?
続けてほしいと思う行動を具体的に!明るい声で笑顔で伝える!『いつもありがとう』とか『今後もよろしくね!』などの言葉を+1するとなおいいかも。
例
『子どもの目線にたってていいね!』
『○○さんの声は大きくて聞き取りやすいねよ』
『いつも掃除してくれてるよね』
2.改善してほしい時
伝えにくいんですよね。相手に直して欲しい行動って。でも、伝えにくいからと言って放置は職場や子ども相手のためにもなりません。どうやって伝えると伝えやすくて相手も受け入れやすいと思いますか?
いつ?
周囲から相手の印象が悪くならないようにできれば別室で話すことがオススメ。
保育の現場では別室にぬけることは難しい。そういう時は、できる限り周囲には聞かれない方がよいでしょう。
大勢の前で指摘されることは相手にとってマイナス。子どもや保護者の前ではなおさらです。
どのように?
改善してほしいことを具体的に。性格や価値観を否定するような言い方はNG!あくまで改善してほしい行動にフォーカスしましょう。
例
『座って子どもの目線になって話すといいよ』
『名前を呼んで話しかけると誰に話しかけているかわかりやすいよ』
3.行動を否定するだけ
これやってはいけない度MAX。相手の意欲、自信をとっていくだけのなんの得にもなりません。新人を辞めさせたければどんどん使えばいい。相手が潰れてやめていくからね。
例
『だらしがないからなくすんでしょ?』→”だらしがない”と”なくす”はイコールではないよね。
『この園に怠け者はいらないよ』→抽象的だし、人格を否定しているから×
4.なにも伝えない
これは有害。いい行動をとったことや適切な行動をとらなかったことに気づいたとしても、それを伝えないと相手にはわかってもらえません。
いいか悪いかもわからないのは不安ではないですか?その不安を相手に感じさせてしまうことになります。
不安な状態で子どもや保護者にいい対応はできません。
相手に気分良く改善してもらうためには?
相手の行動が適切でない時、それを伝えるのって抵抗ありませんか?
それが1と2を使えば相手に受け入れやすく、自分も伝えやすくなります。
まとめ
よいと思った行動を伝えることは何も先輩から後輩にだけとは限りません。後輩から先輩にだってOK!よい行動を認められると『よし!頑張ろう!』という気持ちにもなれます。
よいと思った行動を伝え合える文化がある職場ほど、離職率も少なく働きやすい職場になります。よい職場づくりにためにも今から、あなたから初めてみませんか?
関連記事
保育士として身に付けたいコミュニケーションスキルは6つ!これを押さえて人間関係の悩みとはおさらばしよ | 保育女子
Posted from SLPRO X for iPhone.