今、転職をするべきか。このままこの職場にいた方がいいのか。
転職を考えるきっかけは、様々。多くの場合は、現状に満足せず、なんとかしたい気持ちから転職を意識します。
転職を成功させるためには、なぜ転職をしたいのかを自分の心に正直になって考える必要があります。今回は、その転職するべきか、保留するべきかをチェックするツールを用意しました。
転職理由のチェックリスト
仕事内容、キャリア、労働環境・制度、人間関係に分けてチェックしていきましょう。
仕事内容
- 上司が月案を作成してくれない
- 業務改善の指摘がされているが改善しない
- 非効率な仕事内容がある
- 自分の理想の保育が実現できない
キャリア
- 離職率が高く将来性を感じない
- 年功序列でポストが空かない
- 無理に主任・新規保育園の園長に就任させられた
- 小規模保育だけの園なので大きな職場を経験したい
- 育児担当保育を実践している保育をしたい
労働環境・制度
- 給料が低く上がる見込みがない
- 有休が消化できない
- サービス残業や無給の休日出勤がある
- 成果が正当に評価されない
- 拘束時間が長い
- 育児休暇などの福利厚生制度が不足している
- 時短勤務などライフスタイルに対応できていない
- 持ち帰り仕事が多い
- 過酷な労働環境で体調を崩している
人間関係
- 保護者からの理不尽なクレームがあったときに守ってもらえない
- 上司や同僚との人間関係に問題がある
- 先輩からの指導が多くパワハラ気味になっている
- 職場いじめがある
- 仕事で相談できる人がいない
自分で解決できる内容か?
チェックのついた内容には自分で解決できる内容もあるかもしれません。
例えば、園の月案を作成しない場合は、上司に「何日までに作成してもらえませんか?」とコミュニケーションで解決できることかもしれません。
もしここで解決できるなら転職はするべきではありません。
自分では解決できない給料の問題や、キャリアのポストなどは難しい問題なので引き続き転職を検討します。
優先順位をつける
チェックした項目すべてを解消できるような職場は、なかなか見つかりません。
自分が「どの程度までなら我慢できるのか?」と妥協点を探りながらでないと存在しない理想を追い求めることになり転職の機会を失ってしまう可能性があります。
チェックした内容から「これだけは絶対に解消したいこと」を上位3つは決めていき、理想の職場選びの基準として考えておきましょう。
これだけは絶対に解消したいことの例
- 拘束時間が長い
- サービス残業がある
- 過酷な労働環境で体調を崩している
転職先の条件:できるだけ定時に帰れる職場で、残業がつく職場が良い。休日にゆっくり過ごしたい。
条件に関しては『保育士転職の仕方』にてまとめています。
転職のメリット、デメリットをチェック
転職をする際に考えられるリスクとメリットを比較しながら今転職するべきなのかを検討していきましょう。
転職のリスク(デメリット)
- 給料が下がる可能性がある
- やりたいことがすぐにできるとは限らない
- 園の方針と合わないかもしれない
- 職場環境が変わりストレスを感じるかもしれない
- ローンを組めなくなる可能性がある
転職のメリット
- 現在の園ではキャリアアップできないであろうポストにつける
- 待遇面で向上が期待出来る
- 人間関係が解消される
- 安定した生活が期待出来る
- 保育士としてのスキルを磨ける
転職をしようと決断した場合でも、すぐ退職、転職するわけではありません。一般的に園の求人募集をするタイミングも1月~3月までの来年度を見越してのことが多いです。
転職してから「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためにも、メリット・デメリットは整理しておきましょう。
まとめ
どうにかして解決できる問題かもしれない!と気づいたら一度試して見てください。
もうこればかりは、どうしようもない!転職するしかない!と決めた場合は、理想の職場を知るためにも自己分析を進めていきましょう。
次に行うのはこれ→保育士の転職前に行う自己分析。理想の職場探しの方法と理由を探す。