保育士・幼稚園教諭の中には、病院の院内保育室で働くことも視野に入れている人がいるのではないでしょうか。
病院の院内保育室での仕事内容や、働いてよかった点、どんな人が向いているのか？などを経験者の方に聞いてきました。
院内保育所とは
私の働いていた病院の院内保育室は、病院で働く職員のお子さんを預かる保育室です。 年齢は6カ月~未就学児まで。ただし場合によっては、3,4カ月の乳児や、小学生もいました。
病院で働く親御さんの夜勤の場合には、子ども達は保育室にお泊りします。
普段は幼稚園に通いつつ、土日や夏休みには保育室に来るというようなお子さんもいたので、子育てしながら働く人にとっては、働きやすい職場であったと思います。
保育士の勤務も早番・日勤・遅番・当直の4交代でした。
院内保育の一日のスケジュールとしては、普通の保育園とほぼ変わりないと思います。
ただし、私のいた保育室は1日の利用人数が15名くらい。年齢も様々でしたので、その日のメンバーによって、お散歩に行ける場所も変わってきますし、保育の内容を変えていました。
院内保育所の1日のスケジュール
今回は、日勤と夜勤のスケジュールを紹介します。
日勤のスケジュール
9:00までに登園
朝の会
9:30お散歩やお遊戯など
11:30お昼
12:30お昼寝
15:00おやつ
自由遊び
16:30お帰りの会
17:00捕食(おにぎりなど)
夜勤のスケジュール
15:00~16:00 子ども登園
17:00 夕食
18:00自由遊び
入浴/寝る準備
20:00就寝
6:00起床
7:30朝食
9:00お迎え
働いてよかったことは
異年齢の子供たちが少人数で過ごせます。
大規模な保育園と違って、子供の成長に合わせたゆっくりとしたペースで、保育できたと思います。
子供たちも自然と、小さい子のお世話などができる社会性が身につくようになっていました。
私は新卒で勤めた職場でしたが、他の幼稚園や保育所を経験した後で、転職して入ってくる方もいました。そういう保育士さん達は、子供の発達状況もよくわかり、 接し方も上手でしたので、転職先として「院内保育室」を選択されることもおすすめします。
どんな資格があれば院内保育所で働けるの？
資格としては、やはり保育士や幼稚園教諭の資格がある方が望ましいと思います。
院内保育というこもあり何か特別な資格を想像されるかもしれませんが、保育だけです。
ただ、院内保育は保育園の実習などは行なっていないので私のように新卒から入る方は少ないかと思います。一般の求人広告ではなかなか見ないので保育士専門の求人サイトから探されることをおすすめします。
どんな人が院内保育所に向いているのか
子どもたちは、大好きなお母さんと長時間離れて、院内保育室で過ごします。 ここにくるだけで、子どもたちは頑張っています。また働く職員さん達も、大好きなわが子と離れて、仕事を頑張っています。
初めての寝返りやタッチも、もしかしたらお母さんよりも早く、保育士が見ること になります。
子どもの成長を、わが子のように喜べるような方、また、時には働くお母さん達の悩みを聞いてあげるような、おおらかな心の方が向いていると思います。
産休育休も取得し、長期的に働けた職場です。同じように院内保育で働きたい方はぜひチャレンジしてくださいね。
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