私が、初めて未満児の担任をした時に困ったことは”造形あそび”です。
- 発達の個人差が大きすぎて何したらいい?
- 子どもも保育者も楽しむために失敗しない導入とは?
- 子どもにあった教材選びは?
「もっと早く出会いたかったよ」と感じた造形あそびをまとめた一冊をご紹介します。
造形あそびが苦手になってしまう
新人のころ未満児の造形あそびが苦手でした。
計画通りにいかないことが失敗に感じるし、先輩の目も気になるし。造形あそびを嫌いになりかけていました。
「粘土を口に入れる」「自分の顔にまでお絵かき」「選ぶ色は黒一択」など未満児の造形あそびは驚きがいっぱい。実践する前の教材研究も一生懸命考えた指導案だって子どもたちにかかればあってないようなものですよね。
私には先輩が温かい目で見守り、根気よく指導してくれたので、なんでも挑戦できました。
先輩の代わりとはいかないけれど、造形あそびが苦手になりかけている保育士の背中を押してくれる本です。
指導案を立てるにも一役買います
造形あそびをする意図(ねらい)を考えるのに一苦労。ましてや、初めて子どもが行うことであればどんな状態、表情(子どもの姿)になるかも想像しにくいですよね。
この本では、指導案を作成するために必要なねらい、環境構成、導入、子どもの姿、遊びのポイントも記載されています。
実際に子どもたちが造形あそびをしている瞬間をおさめているので、保育者のイメージもわきやすくなっています。あそびのイメージがつかめると指導案も書きやすいですよね。
- 実践がそのままぎゅっとつまっている
- 準備・環境構成・導入が細かくわかりやすい
- 0・1・2歳児の造形あそびの年間計画例つき
- 造形あそびの豆知識つき
- 0~2歳児までの応用がきく
こんなテーマがあります。
さらに牛乳パックや洗濯バサミ、S字フックあそびなども紹介されています。
実習の部分実習で困っている時にも
未満児向けだけでなく3歳児からの以上児用も出版されています。
部分実習や一日実習で制作にとりくみたいと考えている学生さんも一度読んでみるとよいでしょうね。卒業後も苦戦してますし。(苦笑)
私も実習で制作に取り組みました。1週間では、子どもの制作の姿が思いつかず…指導案作るのに一苦労。「現役でも困っているのに…学生の時からあったらよかったな」と思いました。
まとめ
保育者も楽しめなきゃ子どもも楽しめませんよね。
もし、今困っているのなら、この本の内容を試すことから始めませんか?試すことから、経験と自信につながっていきますよ。